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2010年11月22日月曜日

ミソコラム

ミソ、それは日本古来から親しまれてきた素晴らしき調味料である。

今回はそのミソに注目し、筆者の独断と偏見で様々な種類のミソについて比較してみたいと思います。


赤ミソ

主に米ミソの中で色が赤色のもの。
大豆の浸水時間を長くし高温で長時間蒸煮すると蛋白質の分解が促進され、メイラード反応が進み赤褐色になるようです。
赤ミソに出汁を加えてミソ汁にしたものが赤だしと呼ばれます。

やはり赤ミソといえばミソ汁のイメージがありますね。
回転寿司に行くと必ず赤だしのミソ汁を頼んでしまいます。


白ミソ

赤ミソに対して、色が白色のもの。主に京都産の西京ミソのことを指すようです。
米麹を多めに使うため甘みのあるものが多い。
製造時に大豆の浸水時間を短くし蒸さずに煮る事によって、メイラード反応が抑えられて色が淡くなるらしい。

白ミソと言われて最初に思いつくのが雑煮です。
正月といえば雑煮、雑煮といえば白ミソ。
ただ、一般的に雑煮といえば澄まし汁のようなのでメジャーでは無いかもしれません。


八丁ミソ

愛知県で生産されているミソ。
米麹や麦麹を用いず大豆のみから作られ、うまみが多く独特の渋みがあり甘みが少ないのが特徴。

ミソカツやミソ煮込みうどんといえば、やはり八丁ミソ。
見た目の濃い色とは裏腹に意外としつこくなく、バクバクいけます。


朴歯ミソ

飛騨高山地方の郷土料理。
ミソに山菜やきのこ、葱などの薬味を朴の葉に乗せたり包んだりしているものが一般的でしょうか。
葉に乗せたままミソを焼き、ご飯に載せて食します。

まさにご飯のお供。白米をがっつく感じがたまりません。
ただ、注意しないと大部分は当然ミソなので結構塩辛いです。
調子に乗って最初に焼きすぎて食べ切るのに苦労した思い出があります。



さて、ここまでにエントリーされた4種類のミソたちですが、
果たしてどのミソが一番似ているのでしょうか!?

まずトップバッターは赤ミソ選手です。
色味に関してはなかなか高評価です、しかし色が単調なのと多少粘りが強いのが残念なところでしょうか。
無難ではありますが、審査員の評価は今ひとつのようです。

続いては赤ミソ選手の色違い兄弟、白ミソ選手の登場です。
あーっと審査員一同、目を背けてしまったー。
色の時点で論外ということでしょうか。確かに私もこんな色は見たことありません。

そしていぶし銀、八丁ミソ選手です。
賛否あるようですが審査員の評価は高めのようです。
調子の悪いときや肉ばかり食べた日などの特定のシチュエーションに限ってはこの色合いと粘度がマッチ!という点で審査員の心を掴んでいるようです。
イレギュラーではありますが血が混じったりするとさらに似るのではないでしょうか。

さぁ、オオトリは堂々と朴歯ミソの登場です。
この茶系の色合い!ほどよい固さ!そして細かい具が入ったリアリティ!
すべての面において高得点です!
審査員一同も思わず目を背けたー!

優勝!朴歯ミソ!


では皆さん、良いミソライフを!
 

3 件のコメント:

  1. 3回読んで分かったw
    まさにアハ体験。最高のコラムです。

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  2. 体調によるんじゃないでしょうかw

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  3. わかってもらえて良かったw
    目標としていた票に投票されたので満足です。

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