をひょんな事から受けてきました。
何の講習かということを簡単に説明すると、人工呼吸や心臓マッサージやAED(自動体外式除細動器)の講習および実習です。
人工呼吸・心臓マッサージについては学生時代に保健体育なんかの時間で学んだことがありますね。
内容については教科書通りなので割愛します。
今回は講習を受けてみて感じたことや、救急裏話的なことをつらつらと書きます。
まず思ったことは、知識を持ってることと実践出来ることは別である、ということです。
学生時代は保健体育の授業は大層熱心でしたので、講習の内容自体はだいたい覚えていました。
が、実際に人形を相手に実習となると手順が思い出せなくなったり、順序を間違えたりしてしまいました。
実は講習を受けるのは乗り気ではなかったのですが、こういった実習で体感しておくのはいざという時のために役立つだろうなぁと思い、講習を受けて良かったと改心しました。
さて、ここでこの時の私のパートナーを紹介しておきましょう!
ジャーン。
次はこっち向いてー。
いいよいいよー。
この人形のお値段を救急隊の方に聞いてみたのですが、寄贈されてるものということで残念ながらプライスレスでした。
このとき、救急隊の方からこんな話を聞きました。
『「人工呼吸+心臓マッサージ」と「心臓マッサージのみ」での生存率は大して変わらない。
やり方がわからなかったり知らないおっさんだからやりたくない、など人工呼吸が出来ないから躊躇して何も救命活動をしないくらいならとにかく闇雲に心臓マッサージをして欲しい。』
ということです。
なので皆さんも、意識がなく呼吸をしていない人を見かけたらガムシャラに心臓マッサージをしてあげてください。
美女が溺れた場合は好きなようにしてください。
上記が、講習の中で救急隊の方が一番伝えたい事ということでした。
次にAEDの講習でしたが、こっちはオマケみたいなものらしいです。
AEDについても教科書に載っていないことを教えてもらったのでそのことだけ書きます。
AEDはご存じの方もいると思いますが、画像に加えて音声メッセージが流れるので初めて扱う方でも問題なく扱うことが出来ます。
というのが教科書的なお話。
実際の現場では、周りの怒号や悲鳴で全くメッセージが聞こえません。
私が受けた実習でも、周りのおば・・マダム達がちょっと騒いだだけで実際に音声メッセージが全然聞こえませんでした。
なので、こういった実習で体感しておくのはいざという時のために役立つだろうなぁと思い、講習を受けて良かったと改心しました。(二回目)
ちなみに、講習を受けると後日このような修了証が送付されてきます。
では最後に、救急隊の方から聞き出した小ネタをば。
・AEDのお値段は30万円くらいらしい。
・救急車一台のお値段は2800万円くらいらしい。高いね。
・通報先に向かう場合、救急車の運転手は基本的には地図が頭の中に入っていてカーナビいらずらしい。
・ただし大きな病院の救急車なんかにはカーナビが付いてることもあるらしい。新人さんのためだとか。
・市の人口はそんなに増えてなのに通報数は二倍くらいになったらしい。
しょーもないことで通報して救急車をタクシー代わりにしないように。
運転免許取ったときにやった気がします。
返信削除それ以外の機会でこの講習を受けるなんて珍しい。
それにしても未曾有の大災害に備えてたとしか思えない用意周到さ。
こういう読みが当たってる人ってなんかすごい能力を持ってるように見える。