今年2012年は、月に金星に太陽が食され続ける珍しい年でした。
ハンターたるものこのような歴史的瞬間はハンティング(撮影)せざるを得ません。
しかし、ヨドバシでもビックカメラでも光量を絞るフィルターは、
ND10000だけでなくND400までも、根こそぎ売り切れていました。
全国の日食ハンターが買い占めたに違いありません。
しかたがないので、5/21の金環日食をハンティング(撮影)するため、
手持ちのカメラのレンズに黒いビニール袋をかぶせてスタンバイしました。
しかし、黒ビニール袋ではうまく光量を調整できません。
3重にすると、まったく太陽光が透過せず、2重だと若干透過しすぎで、
良い写真は撮れませんでした。
この経験を活かして、6/6の金星の太陽前横断こそは、
きちんとハンティング(撮影)するため、伝統的な手法である、
ロウソクのすすでガラスを曇らせて光量を絞る作戦に出ました。
意外と高価なレンズを直接ロウソクで炙ってすすをつけるのには、
ちょっと抵抗があったのですが、千円ちょいの保護フィルターは、
そのうち交換するものなので、思い切ってろうであぶってみました。
なかなか、良い感じです。
いざ、金星による食が始まり、ハンティング(撮影)を開始しました。
食事中というものはどんな動物でももっともスキを見せてしまうという、
ハンティングには絶好のタイミングです。
星も例外ではありません。 食の最中は絶好のハンティングチャンスです。
ビニール袋よりは、綺麗にとれたのですが…、
ちょっと拡大率がたりず、 太陽の大きさに対してゴミみたいに小さい金星は、
ハンティング(撮影)できませんでした。
後で、知り合いから、日食双眼鏡を借りて食は確認できたのですが、
私の手持ちのレンズでは拡大率がどうしても足りないみたいでした。
なんといっても望遠レンズでなくて、広角レンズでしたからね。
弘法筆を選ばず、とは言いますが、
やはり良いエモノがないと、良いハンターにはなれないようです。
所詮世の中はカネかコネということでしょうか。
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